結婚式場としてのホテルの役割~結婚式情報のヴェルジェウェディング

結婚式情報のヴェルジェウェディング

結婚式場としてのホテルの役割

ホテル業界がブライダルの受注に力を入れ始めたのは昭和30年代から。それ以前は、ホテルはまだ一般庶民にとって敷居の高い存在だった。ホテルは主な収入を、宿泊と企業宴会などから得ていた。90年代初頭のバブル崩壊前後に、法人利用の減った企業宴会の代替収入として、ホテルはブライダルの受注に精力を注ぐようになったのだ。経済産業省の「平成7年特定サービス産業実態調査」(速報)によると、式場業者のうち、旅館を含むホテルが占める割合は48・6%。「ゼクシイ結婚トレント調査」では、披露宴、披露宴パーティ会場はホテルが38・0%と最も高い実施率を示している。「一般の結婚式場」や「ハウスウェディング(ゲストハウス)」を抑えて常にトップにランクされている。ホテルこそが式場業者の中心なのだ。ホテルにおいてブライダルを担当するのは、「宴会部」だ。式場業者の年間売上高のうち「飲食料(サービス料を含む)」の占める割合は4割以上なので、飲食サービスの部門がブライダルを担当するのは当然といえる。「宴会部」の中に、さらにブライダル専門の「婚礼課」を設けるケースが一般的だ。「婚礼部」を独立させて運営しているホテルもある。他の結婚式場やハウスウェディング施設と比較すると、ホテルがなぜブライダルに強いかがわかる。第一に、宿泊施設を持つこと。第二に、バンケットの保有数が多いこと。日柄にこだわるユーザーが会場を押さえやすい。第三は、一度に大量の飲食サービスが可能な厨房施設とオペレーション要員が充実している点である。しかし一方で、バンケットの保有数が多ければ多いほど、その稼働率を上げることが求められる。また、結婚式場やレストランに比べ単価が高くつくし、土日祝日のバンケットのロビーには人があふれるから、ハウスウェディングの占有感”にかなわない、などの不利な点も見逃せない。ハウスウェディングへの対策として、ワンフロア貸切サービスを実施するホテルもある。
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